
ニャンドゥティには350種類以上のモチーフがありますが、その中から今回はニャンドゥティの発展、普及、振興に多大な功績を残されたチキータさんによって出版されましたニャンドゥティの本 ”El Nanduti, trama sutil cautivante…” より椰子をモチーフにしたデザインをいくつかご紹介いたします。椰子はグアラニー語で、Mbokaja ボカジャといいます。


椰子はパラグアイの国旗にもデザインされているほどパラグアイでは親しみのある植物です。
星を囲むように右側にオリーブの葉、左側に椰子の葉がデザインされています。椰子の葉は「勝利」を意味しています。

こちらは椰子の木と蟻塚のデザインです。椰子の木から垂れ下がった沢山の大きな葉は,オウムなどの鳥たちが集団で巣を作るのに利用します。 モルフォ蝶も椰子の葉っぱが大好きです。

椰子にはトゲが多くとても危険です

椰子の実は、皮をむくと中がオレンジでとても甘くて美味しいです。

さらに割ると中には丸い美味しい種が入っています。パラグアイではこの種から油をとり石鹸をつくっています

椰子の花と鞘のデザインです。 椰子の花は香りがとても良く、ジャスミンの 花の匂いに近いようです。クリスマスには、 クリスマスツリーの他に、伝統的なパラグアイ キリスト誕生の飾り(ぺセブレ)を飾る事が 一般的です。そしてその飾りにこの鞘付きの 椰子の花を飾るのがパラグアイの風習です。 椰子の花の香りはクリスマスの香りと言えます。


道端で売られているホペ(鞘)の様子

この矢印の部分がHopeホペ、鞘のデザインです。パラグアイではキリスト誕生の飾りとして使う為、クリスマス前になると道端で沢山売られています。花がひらいて鞘が割れてくると強い香りが漂ってきます。

向かい合ったココテロの花。 上の椰子と鞘のモチーフとそっくりですね。 この二つのモチーフの作り方の違いは花の部分の 玉留めが2段か3段という所のみです。

こちらはピンド椰子のデザインです 椰子の仲間ですが、トゲが無く、 美味しい実がなりますが 実が小さい為 小鳥や野生動物の餌になっています。 油などはとれません。

椰子の木、椰子の花、ピンド椰子のモチーフ、どれもよく似ていますね。 実は、トウモロコシの花のデザインも、これらとよく似ています。 次回はトウモロコシと椰子の花の作り方の違いをご覧いただきたいと思います。 お楽しみに
