南米パラグアイの伝統レース編み“ニャンドゥティ”の伝統を守り広く普及させることを目的とする非営利団体です。

パラグアイ料理

今回はパラグアイの代表的な家庭料理『ギソguiso』と『ベジュmbeju』をご紹介いたします。
たっぷりのお野菜とお肉をお米と一緒にトマトで煮込んだギソ
塩味の効いたチーズとキャッサバ粉を混ぜて焼いた、もちもちのクレープのようなベジュ
どちらも寒い冬に心も身体もほっとさせてくれることでしょう。
お鍋一つでとても簡単に作れます!
レシピを参考に是非作ってみてくださいね!

ギソ guiso
< 材料(9人前)>
玉ねぎ 大1個
じゃがいも 中3個
人参 大1本
ピーマン 2個
かぼちゃ 200g
にんにく 1かけ
合挽ひき肉 500g(鶏肉や牛肉を使っても美味しいです)
米 一人あたり手で一掴みの米の量
レトルトのミートソース 200g×3袋(又はトマト缶 2缶)
油 大2
塩・こしょう 少々

★作り方★

①野菜(玉ねぎ・じゃがいも・人参・ピーマン・かぼちゃ)は
食べやすい大きさに角切りにする
ニンニクはみじん切りにする

②鍋に油をひき、生米を入れて透きとおるまで炒める
※パラグアイではお米は洗わないで使います

③ニンニク、肉、野菜を②に入れ、肉の色が変わり野菜が透きとおるまで炒める
(すぐ火が通る野菜は工程④で入れてもよいです)

④水1.5L程とミートソース3袋を入れ、沸騰したら弱火で20分程煮込む
火を止めて5分程蒸らす
※灰汁は取らなくて良いです

⑤塩・こしょう、もし味が足りなければコンソメで味を整える。
器に盛って出来上がり♪

パラグアイでは、普通、ギソは昼食としてキャッサバと一緒に食べられます。
牛肉や鳥を丸一羽使ったりして、肉から沢山旨味が出るため、化学調味料は一切使わないで仕上げます。
自然の味でとっても美味しいですよ!

ベジュ mbeju
< 材料 >
ポルヴィーリョ(キャッサバ粉) 300g
チーズ  120g
塩    小さじ1/2
牛乳   55ml
サラダ油 20cc
(パラグアイではラードを使います)

★作り方★

①キャッサバ粉を入れる

②チーズと塩を①に加える
(チーズの塩気があるで、塩は控えめに)

③牛乳と油を②に加える

④握ったら固まるが、まだ全体的にポロポロの状態になるまで混ぜる

⑤油をひき、粉を入れて形を整えながら、押し固めるように焼く
蓋をして弱火
焼き色が付いたらひっくり返す

ベジュの完成

ベジュは、パラグアイでは1日2回、朝早くと夕方に食べられることが多いです。
朝は4時頃から、夕方は日が暮れる頃に道端で熱々のベジュが作られて販売されています。
(直径12㎝程度で40円程)
パラグアイではラードやバターを使って作られるため、胃がもたれないようにベジュのお供にマテコシード(マテ茶)が欠かせません。

おまけレシピ・マンディオカの唐揚げ

  1. キャッサバを蒸す
  2. 中に固い筋があるので取り除く
  3. 油でこんがり揚げる
  4. 塩を振って盛り付ける

パラグアイでは、マンディオカの唐揚げはおやつに食べることが多いです。
カリカリホクホク、優しい甘みで美味しいです!

おまけレシピ・カリフラワーのホットサラダ

  1. 水と塩を入れた鍋にカリフラワーを丸ごと茹でる
  2. 器に盛り、ワインビネガー・塩・オリーブオイルで味をつける
  3. パセリのみじん切りを乗せたり、トマトやベビーセロリなどの野菜で飾り付けてもきれいです。

    本来はゆで卵を4個程潰してマヨネーズと和えてカリフラワーに乗せるそうです

世界中の国々に滞在された外交官の奥様から、当協会代表理事が長年お料理を習われていた時に教えていただいたそうですよ!パラグアイでもカリフラワーは茹でてピクルスやサラダとして食べられます。

後援:在日パラグアイ共和国大使館